部屋の北側の窓には、今年もヤモリが食事にやってくる。
大きいヤモリが小さいのを追い立てたり、小さな虫を前に尻尾をくねくねさせて狙いすましているのを、楽しく見ている。
それはそれは上手に虫を捕まえる。
夕飯だもの頑張って食べなきゃね。
ところがヤモリにも苦手な虫が居る。
臭いカメムシは見向きもしないが、カナブンも苦手みたい。

下からカナブンが近づいてくる。

更に近づく。

嫌だなぁとばかりに、ヤモリの方が離れて行った。
この間も、しばらくカナブンと対峙していたヤモリがいた。
お腹が空いていたか、長いこと狙っていたし、意を決してほんの鼻先にも近づいて行ったが、結局諦めて離れていってしまった。
大きいし硬いし、多分食べられないのだろうね。
今日も雨間を縫って夕飯にやってきている。
虫の集く声が聞こえるけれど、光に誘われて飛んでくる虫が居るのかしら?